ヒートマップ

ヒートマップは、ブロブおよびセントロイドファインダーではあまり知られておらず、非常に便利なツールです。多くのVMSユーザーはそれがそこにあることを知っていますが、それが何をするのかを知っている人はほとんどいません。それは人生を楽にするためにあります。説明しましょう。特徴を自動的に検出または識別したい場合、ブロブファインダーはピクセル強度を評価することによってこれを行うように機能します。似たようなピクセルのグループを見つけて、それらをまとめてブロブにします。必要に応じて、ユーザーはピクセル強度の手動しきい値を設定することにより、ブロブファインダーを制御できます。

残念ながら、適切な手動しきい値を見つけることは、多くの場合、やや困難な場合があります。これを支援するために、ヒートマップは、ファインダーが検出するものに関する視覚的なフィードバックを提供することにより、手動のしきい値の調整をはるかに簡単にします。ヒートマップを有効にするには、チェックボックスをクリックしてヒートマップをアクティブにします。ヒートマップは、自動しきい値モードまたは保存された画像では使用できないことに注意してください。ヒートマップが機能するには、ライブ画像が必要です。

ブロブファインダーには、自動と手動の2つの異なるしきい値モードがあります。自動モードでは、ブロブファインダーは、エリアのしきい値内に収まる「ライトオンダーク」または「ダークオンライト」のブロブを探します。これは、パーツが非常に単純で、画像にノイズがほとんどなく、ブロブが明確に定義されている場合に十分です。このような場合、ヒートマップ機能は実際には必要ありません。

ただし、以下に示すように、ビデオ画像にノイズが多い場合、自動モードでは目的のブロブが検出されない可能性があります。次に、手動モードを選択し、手動しきい値を絞り込んで、上限と下限のしきい値が許容値のウィンドウに収まるようにすることが重要です。ヒートマップは、ライブビデオ画像を手動で選択したしきい値を示す疑似カラー画像にシフトすることで検出されるブロブを視覚的に表現することで、これを支援します。ヒートマップがアクティブな場合、ビデオウィンドウは、手動のしきい値パラメータで選択された範囲内にあるピクセルを照らします。  

包括的極性を選択すると、最小および最大しきい値内のピクセルが点灯します。ピクセルは、以下に示すように、紫から赤に移動するカラーグラデーションのピクセル強度に従って点灯します。

排他極性を選択すると、最小値と最大値の外側のピクセルが点灯します。以下に示すように、強度が最小値を下回るピクセルはすべて緑色になり、最大値を超えるピクセルは桃色になります。

ヒートマップを有効にすると、ビデオウィンドウの左上の象限に小さなバーが表示されることに気付くかもしれません。このバーは、0〜255の強度スケールを表し、画像内のどのピクセルにどの色が割り当てられるかについての概要を表示します。ピクセル強度が選択したしきい値で指定された有効範囲外にある場合、スケールは灰色で表示されます。

ヒートマップは、セントロイドファインダーと同じように機能します。ヒートマップを使用することにより、ユーザーは、アプリケーションのニーズに合う適切なブロブまたはセントロイドの手動しきい値パラメーターを見つける専門家レベルの能力を開発します。これにより、プログラミングに費やす時間が短縮され、ルーチンの堅牢性が向上する可能性があります。ヒートマップを使用して目的のブロブを特定する例については、以下を参照してください。

左から右へ…元の画像–選択した手動しきい値でアクティブなヒートマップ–ヒートマップの結果と一致するブロブが見つかりました

今後のプログラミングでは、ヒートマップを使用してヒートを上げてください。